別れてや
背向け上見て
過ぎ雲に
別れし人の
今を問うらむ
「さようなら」
言った私を
追う雲に
『別れたあの人
今どうしてる?』
さて、突然の拙句失礼いたしました。
読んでいただければお解りになると思われますが、
この二句、意味というか情景としては殆ど違いはありません。
しかし、受ける印象は、それぞれ違う。
そのように感じませんか?
一句目は、古風な言葉遣いであり、どこか堅苦しく。
二句目は、現代風の口語で、直接的であるような。
勿論、どちらかが優れているとか、そういうことではなく、
同じ情景を、同じ形式で表現しても、
言葉選びによって大きく印象は変わってくるものなのだ、と。
私、(´^‿ゝ^`)☝歩く楽しみが今日伝えたいのは、そういうことなのです。
文芸、とは、文で芸すると書きます。
ただ文を書くのではなく、各個人の個性を活かしながら、
読む人を楽しませるような、そんな文が書ければいいですね。
これからも、長岡高専文芸部は、部員一丸となって、研鑽に励む次第であります。
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